障がい児(者)支援

1.障がい児デイサービス

 シェムリアップ孤児院センターの一室をお借りして支援してる障がいのある子ども達、そしてその保護者の皆様を対象としたデイサービスに取り組んでいます。

 保護者の皆様にとっては訪問支援だけでなくデイサービスで他の保護者の方と知り合うことで育児の励みになっているようです。

実施場所:シェムリアップ孤児院センター


2.訪問支援及び医療的アドバイス

 当法人の日本人スタッフが定期的に各障がい児(者)の家庭に訪問して、その都度、必要な食料を支援しながら利用者様の状態やご家庭の状況把握に努めています。

 また、カンボジアの医師ライセンスを取得している奈良県奈良市にある喜多野診療所の喜多野院長のご協力により、障がいのある子ども達の健康状態を把握するとともに病気等の早期発見や必要なアドバイスをしています。


3.特別支援教育等のサポート及び障害理解啓発活動

 カンボジアでは障がい児(特に知的障がい)に対して「頭の悪い子」という認識が大人にまで浸透しており、適切な対応が出来ていない現状があります。

 主に教育分野に関わる方々に「障がい」に対する考え方や理解度を啓発活動を通じて深めていただき、カンボジアに合った障がい児教育支援に取り組んでいきます。 

対象:ワットボー小学校、シェムリアップ師範学校、スロラニュ小学校など


4.相談支援(障がい特性等に関してのアドバイス) 

 「障がい」に対して、正しい知識がない為に、障がい児を育てることに不安を抱えているたくさんの保護者様に出会いました。
 NPO法人スロラニュプロジェクトは各障がい児(者)の正しい知識や関わり方を家族様に伝え、適切な療育等が行われるように努めています。

※2023年11月からカンボジアで「障がい児者IDカード」登録制度が全国で運用が始まりました。

上記の情報を知らない方々に対して仕組みや制度を分かりやすく伝えていきます。


5.生活支援(食料支援等)

 カンボジアの村では子ども達に対して十分な栄養ある食事が提供出来ていないのが現状です。
 特に障がいのある子ども達に対しては、障がいがあるがゆえに健常な体の子ども達より、生命を落としかねない深刻な問題となっています。
 NPO法人スロラニュプロジェクトは障がい児(者)に対して定期的な食料支援に取り組んでいます。また貧困家庭には必要に応じてお米を支援させていただいています。